レイカーズ対キングス戦プレビュー:絶好調のDončićが勝利なきサクラメントに挑む
試合概要
ロサンゼルス・レイカーズ(5勝2敗)がゴールデン1センターでサクラメント・キングス(0勝6敗)を相手に、現地時間木曜日午後7時(日本時間11月5日午後0時)ティップオフの一戦に臨む。紙面の上では、正反対の方向に進む2チームの激突である。レイカーズはLuka DončićのMVP級のスタートに牽引され、直近5試合で3勝2敗と上向きだ。一方のキングスは、開幕から6連敗を喫し、いまだ白星にありつけていない。サクラメントにとって、これは11月の単なる1試合ではない。苛立ちを隠さない地元ファンの前で連敗を止める絶好のチャンスだ。ロサンゼルスにとっては、苦戦する相手に勝ち星を積み上げ、今後の厳しい日程を迎える前に、混戦のウエスタン・カンファレンスで上位体制を固める好機となる。
スタッツ詳細分析
数字が示すのは「効率対努力」の構図だ。レイカーズは1試合平均120.3得点を、フィールドゴール成功率51.2パーセント、スリーポイント成功率38.9パーセントというリーグ屈指の破壊力で量産している。特に2ポイントシュート成功率61.4パーセントは目を見張る数字で、Dončićらがいかに質の高いシュートをリング付近で生み出しているかを物語る。対するキングスは、1試合平均109.3得点にとどまり、フィールドゴール成功率は45.2パーセント、スリーポイントに至っては30.2パーセントと低迷している。相手が3ポイントのほぼ4割を決め、自陣では3割強しか決められないとなれば、得失点差は一気に開く。この試合の1試合平均約11得点の開きは、その大半が外角シュートの差に起因するのだ。
興味深いことに、アシスト数ではサクラメントがやや上回っている。キングスの1試合平均24.5に対し、レイカーズは23.4。ボールが回っているものの、シュートが決まっていないことを示している。リバウンド争いはほぼ互角で、レイカーズが1試合平均40.0、キングスが39.8。つまり、この試合の行方を左右するのはセカンドチャンボイントではなく、シュート効率とターンオーバーだろう。サクラメントの問題はボールムーブメントでもリバウンドへの執念でもない。特に外角でのシュートメイクの低さと、相手に自由にシュートを打たれるディフェンスの負担にある。
注目のマッチアップ
最大の見どころは、Luka Dončićと、それを迎え撃つサクラメントのディフェンスとの対決だ。Dončićは今季開幕から異次元のプレーを続けており、1試合平均37.7得点、7.3アシストを記録しながら、チームの攻撃の大半を背負っている。キングスには、彼のサイズと技術に自然に対応できる外角のストッパーが不在だ。複数の選手によるリレーで対応し、余分な身体を送り込んで3ポイントを打たせる戦い方を余儀なくされるだろう。
フロントコートでは、Domantas SabonisとWalker Kesslerの対決がスタイルの対照的なクラシックな勝負となる。Sabonisはキングスのエンジンとして、1試合平均15.8リバウンドに加えて7.3アシストをマーク。エルボーからのパスやショートロールでディフェンスを解体する、本物のオフェンスのハブだ。対するKesslerはレイカーズのリバウンドリーダーとして1試合平均9.9リバウンドを誇り、縦のスペースを作り、シュートをブロックするリムプロテクターとして、レイカーズの圧倒的な2ポイント成功率を支えている。高ポストから試合を操るSabonisか、ペイントを封鎖するKesslerか、どちらのビッグマンが主導権を握るかで、インサイドの勢力図が大きく変わる。
さらに、キングスの得点リーダーであるDarius Acuff Jr.(1試合平均26.3得点)は不確定要素だ。彼のシュートメイク力は、連敗スタートの中で数少ない明るい話題であり、レイカーズのガード陣とのマッチアップに勝てば、サクラメントにも勝機が生まれる。
直近の調子
直近の成績は桁違いに開いている。レイカーズは直近5試合で3勝2敗と、オフェンスが好調で、Dončićは1試合平均で約38得点をたたき出している。チームのフィールドゴール成功率51.2パーセントはシステムがフル稼働している証拠で、直近の敗戦2試合においても、質の高いシュートを生み出せている数字がそれを裏付ける。一方のキングスは直近5試合で0勝5敗、通算でも0勝6敗と、リーグで最も冷え込んだチームの一つだ。3ポイント成功率30.2パーセントという残酷な数字が、毎試合を登り坂に変えている。それでもホームコートには意味がある。ゴールデン1センターはリーグ有数の大声援が響くアリーナであり、背水の陣は力にもなり得る。サクラメントの序盤の日程は決して恵まれておらず、1試合平均24.5アシストを記録するチームが、自ら諦めているチームではないことは明らかだ。
注目ポイントと勝敗予想
この試合を決めるのは3つのポイントだ。第一に、サクラメントがレイカーズの外角シュートを冷静化できるか。ロサンゼルスは3ポイント成功率38.9パーセントを誇る。キングスが外角ディフェンスに切迫感を持って臨み、Dončićから早期にボールを奪えば、自陣の非効率さが相対的に小さくなる泥臭い試合に持ち込める。第二に、リバウンドとエルボーをめぐるSabonis対Kesslerの戦いが戦術的な要となる。サクラメントがスイッチを狩ってSabonisを外から攻撃させるか、Kesslerのリムプロテクトがキングスにさらに苦しい外角シュートを強いるか、注目したい。第三に、レイカーズのガードディフェンスに対するAcuffのシュートメイクだ。彼が調子に乗れば、キングスのオフェンスにSabonisのプレーメイクと並ぶ第二の武器がようやく生まれる。
予想:レイカーズ122対キングス110。サクラメントのボールムーブメントとSabonisのリバウンドが第3クォーターまでは接戦を保つが、30点台後半のDončićナイトが体現するタレント差と、オフェンスにおける約9得点分の効率差が重くのしかかる。レイカーズはカリフォルニアの州都で6勝目を持ち帰り、キングスは容赦ない日程の中で解答を探し続けることになる。