ペリカーズ、ジャズと衝突――ソルトレイクシティで今季初勝利を懸けた一戦
試合概要
若いシーズンでまだ白星のない2チームが10月24日、Delta Centerで対決する。New Orleans Pelicans(0-1)がアウェーでUtah Jazz(0-1)に挑み、チップオフは日本時間午前10時30分に予定されている。シーズン開幕からわずか2戦目とはいえ、開幕戦の内容はその後の物語を左右する。両チームともウェスタン・カンファレンスのライバルとして、課題を山積みにして初戦を終えた。Pelicansは120得点を稼ぎながら敗れ、攻撃力の高さと守備の脆さの両方が浮き彫りになった。一方のJazzはシュート効率が悪くなかったにもかかわらず103得点にとどまり、若いロースターがまだ安定した得点力を手にしていないことを示した。この一戦は、どちらかが早急に軌道修正を果たすチャンスであり、敗れれば序盤から苦しい穴に落ちることになる。
スタッツ比較
一見すると、両チームの数値は対照的だ。New Orleansは1試合平均120.0得点、49.0リバウンド、23.0アシスト。Utahは103.0得点、リバウンドは38.0と見劣りするものの、アシストは25.0でわずかに上回る。Pelicansは2年目のセンターYves Missiの1試合平均14.0リバウンドを軸に、1試合11個のリバウンド差という圧倒的なガラス戦の優位を誇る。一方、効率で勝るのはJazzだ。フィールドゴール成功率46.7%、2ポイント成功率は55.8%と高水準で、Pelicansの全体42.7%、2ポイント47.5%を大きく上回る。スリーポイントは34.4%対33.3%と僅差だ。
つまり、これは「量」と「質」の古典的な対決である。Pelicansは追加ポゼッション――外したシュートの拾い直し、セカンドチャンス――を生み出し、試合をスピード感あふれる展開に持ち込もうとする。Jazzはよりクリーンな攻め、すなわちシュートセレクションの精度、鋭いボールムーブ、そして1ポゼッションあたりの価値を最大化するハーフコート攻撃を好む。どちらのスタイルが先に試合を印象づけるかが、テンポと結果を左右するだろう。
注目のマッチアップ
看板となるのは、両チームの得点王兼プレーメーカーによる魅力的なガード対決だ。Dejounte Murrayは開幕からNew Orleansのエンジンとして機能し、チームハイの平均23.0得点、7.0アシストを記録しながら、プライマリーボールハンドラーの重責を担っている。対するはUtahの若き実力者Keyonte Georgeで、平均22.0得点、5.0アシストと、Jazzで最もダイナミックな攻撃の武器となっている。Murrayの長いリーチ、技術、そして両面での実績が、Georgeのスピードとシュートメイクにどう抗うか。このマッチアップが、試合終盤5分間の行方を最も左右するだろう。
フロントコートでは、Yves MissiとLauri Markkanenの衝突に注目したい。リバウンドリーダーのMissi(平均14.0)は、身体能力とリム周りの絶え間ないエネルギーで相手に襲いかかる。Utahのチーム最多リバウンドを誇るMarkkanen(平均9.0)は、サイズとシュートタッチの珍しい融合でコートを広く使う。MissiがオフェンスリバウンドでJazzに痛打を加えれば、Pelicansのポゼッション優位は一気に拡大する。逆にMarkkanenがMissiをゴール下から引き剥がせば、効率的なJazzの2ポイント攻撃はさらに幅を広げるはずだ。
最近の調子
勝ち星という意味で勢いのあるチームはどちらもない――直近5試合は両者とも0勝1敗で、開幕戦で白星を逃した。しかし、その敗戦の内容は大きく異なる。Pelicansは敗れたにもかかわらず平均120得点と、攻撃はすでに好調であることを示した。懸念材料は、生み出した以上に失点した守備と、チーム全体42.7%のシュート成功率が示す不安定なシュートタッチだ。一方のJazzはシュート自体は上々だったものの、量を生み出せず103得点に終わった。ポゼッション数が少なく、シュートが決まらない夜には許容範囲が狭いことが響いた形だ。ホーム開幕戦を迎えるDelta Centerの熱狂的な観衆が、若いUtahのロースターに必要な活力を与えるかもしれない。
注目ポイント
見どころは3つある。第一に、リバウンドの計算だ。New Orleansの49.0対38.0という優位はNBAの基準でも破格であり、セカンドチャンス得点が試合の静かな決め手になる可能性がある。Jazzのビッグマン――まずはMarkkanen――が、MissiとPelicansをガラスから引き離せるか。
第二に、ペースとポゼッションだ。Pelicansは速く、緩い試合を求め、Jazzはタイトで効率的な展開を望む。New Orleansのランを加速させるライブボールのターンオーバーが1つ増えるごとに、試合はPelicansのシナリオへと傾く。Jazzが番狂わせを狙う最善の道は、規律あるハーフコート攻撃とボールを守り抜くことにある。
第三に、終盤の主導権だ。Murrayはオールスター級の実績を持つベテランのクローザーであり、こうした場面を知り尽くしている。一方のGeorgeはまだキャリアの第一章を書いている最中だ。残り3分以内に接戦を迎えれば、経験とショットメイクの実績がNew Orleansに傾く。
予想:Pelicans 118、Jazz 110。Utahの高い効率とホームアドバンテージにより、後半終盤まで競り合いの展開が続くだろう。しかし、New Orleansの圧倒的なリバウンド力が生み出す追加ポゼッションと、Murrayの両面でのリーダーシップが決め手となり、Pelicansが今季初勝利を手にすると予想する。