試合終了終場
VS
1Q
2Q
3Q
4Q
SAC
36
34
38
27
135
MIL
47
24
31
31
133
試合時間(東京時間)
2025/11/02 06:00
Fiserv Forum - Milwaukee, WI

試合概要

クラッチ・キングス、ファイサーブ・フォーラムでの激戦を制す:バックスに135-133で勝利

サクラメント・キングスは、2025年11月1日、ファイサーブ・フォーラムでミルウォーキー・バックスを相手に激しいロードゲームを戦い抜き、135-133というハイスコアの接戦をものにした。試合は終始一進一退の攻防が繰り広げられたが、最終的にはキングスの粘り強さと、試合終盤のフリースローの確実な遂行が勝敗を分けた。

クォーターごとの内訳

クォーターキングス (SAC)バックス (MIL)
第1Q3647
第2Q3424
第3Q3831
第4Q2731
最終135133

第1クォーター:バックスが序盤に爆発 (MIL 47, SAC 36) バックスは試合開始から猛攻を仕掛け、アグレッシブなペースで試合を支配し、あっという間に大きなリードを築いた。特にスリーポイントシュートが好調(13本中8本成功、61.5%)で、速攻からの得点も相まって、最大15点差をつけた。ゲイリー・トレントJr.が9得点と好スタートを切り、ヤニス・アデトクンボがオフェンスを組み立てた。キングスは守備に苦しんだものの、ザック・ラビーンがフリースロー5本すべてを成功させるなど12得点を挙げ、チームを支えた。

第2クォーター:キングスが反撃 (SAC 34, MIL 24) 第2クォーターに入ると、サクラメントが流れを完全に変えた。デマー・デローザンの得点力と、バックスの突然のシュートの冷え込みがその要因となった。バックスはこのクォーターでスリーポイントを7本中1本しか決められなかった。一方、デローザンはペイントエリアを執拗に攻め続け、このクォーターだけで12得点を記録。キングスのディフェンスも引き締まり、バックスの得点をわずか24点に抑えた。ラビーンがハーフタイム直前に放った26フィート(約7.9m)のスリーポイントで70-70のタイスコアとしたが、トレントJr.のフリースローにより、バックスが71-70とわずか1点リードで前半を終えた。

第3クォーター:サクラメントが主導権を握る (SAC 38, MIL 31) 第3クォーターでは、モメンタムが完全にサクラメントに移った。ザック・ラビーンが火を噴き、このクォーターだけで重要なスリーポイントを3本沈め、13得点を挙げた。デニス・シュルーダーとラッセル・ウェストブルックは効果的にオフェンスを円滑にし、ウェストブルックはこのクォーターだけで7アシストを記録した。キングスはここで初めて大きなリードを築き、最大11点差(98-87)とした。バックスはボビー・ポーティスとゲイリー・トレントJr.にテクニカルファウルが宣告されたものの、点差をわずかに縮め、最終クォーターを108-102の6点ビハインドで迎えた。

第4クォーター:接戦の終盤とクラッチ・フリースロー (MIL 31, SAC 27) 最終クォーターは、NBAの接戦に典型的な、緊張感あふれる一進一退の攻防となった。キングスはリードを維持しようとしたが、カイル・クーズマの爆発的な16得点と、アデトクンボの11得点に牽引されたバックスは諦めなかった。試合は激しいフィジカルコンタクトが増え、テクニカルファウルや退場(コール・アンソニーがクォーター序盤に退場)も見られた。

クラッチタイム: 残り5分を切り、試合の行方が分からなくなる中、キングスがフリースローラインに立つ能力が決定打となった。

  • 残り3分24秒、アデトクンボがスリーポイントを決め、点差を5点に縮める(128-123)。
  • アデトクンボは引き続きアタックし、ファウルを誘発してフリースローを成功させ、残り2分28秒で2点差(129-127)まで詰め寄る。
  • ラッセル・ウェストブルックのフリースローで再び4点差となった直後、ヤニスがスティールから速攻のダンクを決め、残り1分23秒でワンポゼッションゲーム(131-129)とした。
  • 残り50.5秒、マイルズ・ターナーが特大のスリーポイントを沈め、バックスは1点差(133-132)に迫る。
  • 決定的な瞬間として、デニス・シュルーダーがファウルを誘い、残り14.8秒でフリースロー2本を成功させ、135-133のリードを確保した。
  • バックスには同点または逆転のチャンスが2度あった。AJ・グリーンが放ったタフなスリーポイントは外れたが、アデトクンボがオフェンスリバウンドを獲得。その後のシュートでグリーンがファウルを得た。残り1.1秒、グリーンはフリースロー1本目を成功させたが、2本目をミス。これにより、キングスが劇的な135-133での勝利を収めた。

主要選手のパフォーマンス

サクラメント・キングス

選手名成績ハイライト
ザック・ラビーン (G)31得点、3リバウンド、2アシスト (FG 8/14, 3P 6/10, FT 9/10)チーム最多得点を記録。特に第3クォーターで爆発し、アウトサイドから高い決定力を見せた。
デマー・デローザン (F)29得点、3リバウンド、3アシスト (FG 11/19, FT 7/7)安定した得点源。特に第2クォーターで効果的であり、終盤のフリースローも確実だった。
ドマンタス・サボニス (F)24得点、13リバウンド、5アシスト (FG 8/17, FT 8/10)ダブルダブルを達成した大黒柱。リバウンドを支配し、インサイドで得点を重ねた。
デニス・シュルーダー (G)24得点、5リバウンド、7アシスト (FG 8/13, 3P 3/5)優れたフロア・ジェネラル(司令塔)。重要なシュートを決め、終盤のフリースローで勝利を決定づけた。
ラッセル・ウェストブルック (G)12得点、5リバウンド、9アシスト (FG 5/19)シュート成功率は低かったものの、トリプルダブルに迫る活躍で、重要なプレーメークとリバウンドを提供した。

ミルウォーキー・バックス

選手名成績ハイライト
ヤニス・アデトクンボ (F)31得点、11リバウンド、8アシスト (FG 10/17, 3P 1/1, FT 10/16)驚異的なオールラウンドパフォーマンス。試合終盤の猛追を牽引した。
カイル・クーズマ (F)24得点、1リバウンド、1アシスト (FG 9/13, FT 4/4)後半、特に第4クォーターで爆発的な得点力を発揮した。
AJ・グリーン (G)20得点、3リバウンド、1アシスト (FG 7/14, 3P 4/9)効率的な得点とアウトサイドからの脅威を提供。特に試合序盤に活躍。
ゲイリー・トレントJr. (F)17得点、2アシスト (FG 5/7, 3P 4/6)試合開始直後から多くのスリーポイントを沈め、チームに貢献した。

戦術分析

この試合は、キングスが高いシュート成功率とリムへの執拗なアタックで成功を収めたのに対し、バックスがスリーポイントの量とヤニスによる支配力に依存するという、スタイルの衝突となった。

  • キングスの効率性: サクラメントはフィールドゴール成功率50.5%(89本中45本)という驚異的な数字を記録し、フリースローを最大限に活用した(41本中35本成功、85.4%)。序盤のビハインドを覆す上で、ペイントエリアへのアタック(ペイント内得点60点)へのこだわりが鍵となった。
  • バックスのスリーポイント: バックスは序盤(第1Q 61.5%)はアウトサイドが好調だったが、その後大きく冷え込んだ。最終的にスリーポイントは34本中15本成功(44.1%)となり、点差を詰める助けにはなったものの、勝利には結びつかなかった。
  • フリースローの差: キングスがファウルを誘発した回数(41本試投)が、バックス(26本試投)を大きく上回ったことが、最終的な勝敗を分けた決定的な要因となった。ドマンタス・サボニスとデマー・デローザンは、終盤にフリースローラインに立つのが特に巧みだった。

統計ハイライト

  • 高確率なシュート: 両チームともフィールドゴール成功率が50%を超えた(SAC 50.5%、MIL 52.0%)。
  • バックスのターンオーバー: ミルウォーキーは16回のターンオーバーを犯し、特に後半、キングスに貴重なポゼッションを与えてしまった。
  • ラビーンの効率: ザック・ラビーンの31得点は、わずか14本のシュート(スリーポイント10本中6本成功)で達成され、驚異的な効率の高さを示した。

試合への影響

この勝利はキングスにとって非常に重要であり、強豪イースタンカンファレンスチームを相手にタフなロードゲームを制したことで、シーズン序盤のウェスタンカンファレンスにおける地位を押し上げる可能性がある。一方、バックスにとっては、勢いを維持することやファウルマネジメントの問題、特に第2・第3クォーターでキングスのドライブを抑えられなかった点が課題として残った。劇的な結末とハイスコアは、両チームが爆発的なオフェンス能力を持っていることを示唆しているが、キングスは試合終盤のフリースローラインで、より優れた冷静さと遂行力を発揮した。

チーム統計比較

試合データ

45/87 (51.7%)フィールドゴール成功率49/82 (59.8%)
10/28 (35.7%)3ポイント成功率15/32 (46.9%)
35/40 (87.5%)フリースロー成功率20/31 (64.5%)
48リバウンド44
30アシスト30
8スティール5
1ブロック2
9ターンオーバー11

選手統計データ

Kings

サクラメントキングス 選手データ

選手ポジション時間得点リバウンドアシストスティールブロックフィールドゴール3ポイントフリースロー+/-
Zach LaVine
Zach LaVine
#8
SG38:493142108/17 (47.1%)6/13 (46.2%)9/10 (90.0%)-4
DeMar DeRozan
DeMar DeRozan
#10
SF41:2529430010/19 (52.6%)0/1 (0.0%)9/10 (90.0%)+4
Domantas Sabonis
Domantas Sabonis
#11
PF36:5724136108/13 (61.5%)0/2 (0.0%)8/10 (80.0%)+5
Dennis Schröder
Dennis Schröder
#17
PG37:062457208/13 (61.5%)3/5 (60.0%)5/5 (100.0%)0
Russell Westbrook
Russell Westbrook
#18
-33:3312510204/14 (28.6%)0/5 (0.0%)4/4 (100.0%)+14
Drew Eubanks
Drew Eubanks
#19
-11:041011005/6 (83.3%)0/0 (0%)0/1 (0.0%)-3
Keon Ellis
Keon Ellis
#23
-16:10311201/2 (50.0%)1/2 (50.0%)0/0 (0%)-2
Dylan Cardwell
Dylan Cardwell
#32
C5:04210001/1 (100.0%)0/0 (0%)0/0 (0%)-12
Maxime Raynaud
Maxime Raynaud
#42
-3:59010000/1 (0.0%)0/0 (0%)0/0 (0%)0
Nique Clifford
Nique Clifford
#5
-15:53030010/1 (0.0%)0/0 (0%)0/0 (0%)+8
Bucks

ミルウォーキーバックス 選手データ

選手ポジション時間得点リバウンドアシストスティールブロックフィールドゴール3ポイントフリースロー+/-
Giannis Antetokounmpo
Giannis Antetokounmpo
#34
PF32:1126118118/13 (61.5%)1/1 (100.0%)9/14 (64.3%)-1
Kyle Kuzma
Kyle Kuzma
#18
-21:302211009/13 (69.2%)0/2 (0.0%)4/4 (100.0%)+2
Gary Trent Jr.
Gary Trent Jr.
#5
SF32:101702005/7 (71.4%)4/6 (66.7%)3/5 (60.0%)0
AJ Green
AJ Green
#20
SG29:481742006/12 (50.0%)4/10 (40.0%)1/2 (50.0%)-2
Ryan Rollins
Ryan Rollins
#13
PG36:211648208/13 (61.5%)0/3 (0.0%)0/0 (0%)-1
Bobby Portis
Bobby Portis
#9
-23:031662006/9 (66.7%)2/3 (66.7%)2/2 (100.0%)-5
Myles Turner
Myles Turner
#3
C23:50930203/6 (50.0%)3/4 (75.0%)0/2 (0.0%)+2
Amir Coffey
Amir Coffey
#17
-14:42432012/3 (66.7%)0/1 (0.0%)0/0 (0%)-2
Taurean Prince
Taurean Prince
#12
-13:16330001/2 (50.0%)1/2 (50.0%)0/0 (0%)-5
Cole Anthony
Cole Anthony
#50
-13:08325001/4 (25.0%)0/0 (0%)1/2 (50.0%)+2
Jericho Sims
Jericho Sims
#00
-0:01000000/0 (0%)0/0 (0%)0/0 (0%)0