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ウィスコンシン州ミルウォーキー — ライアン・ロリンズが木曜夜、フィサーブ・フォーラムでキャリアハイとも言えるパフォーマンスを披露しました。彼はチーム最多の29得点を挙げ、試合終盤に決定的な流れを演出。ミルウォーキー・バックスをゴールデンステート・ウォリアーズとの接戦へと導き、117-110で熱い勝利を収めました。
バックスはバランスの取れた得点力と、的確なアウトサイドディフェンスで、最終的にウォリアーズを打ち破りました。ウォリアーズのステフィン・カリー、ジミー・バトラー三世、ジョナサン・クミンガのトリオは合計74得点を挙げる奮闘を見せましたが、チームの勝利には繋がりませんでした。
バックスは序盤から3ポイントシュートを次々と決め、インサイドでのマイルズ・ターナー(6得点、うち2本は3P)の圧力と、ライアン・ロリンズのこのクォーターだけで9得点を记録する素晴らしいプレーメイクを活かし、早々に試合を支配しました。ミルウォーキーは60%という高確率なシュートで、一時9点リードを築きます。ゴールデンステートは、全てのシュートを決めて9得点を挙げたジョナサン・クミンガの効率の良さで何とか食い下がりましたが、5つのターンオーバーを記録するなどボールコントロールに苦慮しました。
第2クォーター、流れは一気にビジターチームへ傾きました。ウォリアーズはディフェンスを固め、フリースローを執拗に攻め、12本全てを成功させる完璧な内容でした。バックスもボビー・ポーティス(このクォーター10得点)の2本のディープスリーなどで一時12得点を猛追しますが、ウォリアーズが12‑4の猛攻で差を詰めます。ステフィン・カリー(8得点)が決定的な3Pを決めて54-54の同点とし、クミンガ(7得点)も素晴らしい調子を維持しました。ミルウォーキーは何とか前半を60-58と僅かなリードで折り返しました。
流れは目まぐるしく変わり、第3クォーターだけで8度もリードが入れ替わる激しい攻防となりました。カリーが調子に乗ってきて、ドライブやプルアップジャンパーで10得点を重ね、ウォリアーズを76-72と一時4点リードに導きます。しかし、カイル・クズマと、起爆剤となるコール・アンソニー(8得点、2本の3P)が重要なアウトサイドシュートで応戦し、ウォリアーズの勢いを止めます。バックスはディフェンスで止めて速攻につながるプレーでクォーターの最後を締め、最終盤を87-84の僅かなリードで終えました。
第4クォーターも第3クォーター同様の接戦となりましたが、試合終盤になるとバックスのバックコートが主導権を握ります。ウォリアーズのバディ・ヒールドが残り9分11秒に3Pを決めて92-91と点差を1点にまで縮め、まだ逆転の望みを残させました。しかし、その後のバックスの大事なポゼッションを防いだことで、ウォリアーズはついに再逆転することができませんでした。
試合はバックスが103-96とリードして**クラッチタイム(残り5分)**を迎えます。
ベテランのアル・ホーフォードがカリーのアシストから残り3分47秒に3Pを決め、106-104とウォリアーズに希望の光を灯させます。しかし、一夜を通じて素晴らしいプレーを続けていたライアン・ロリンズが、すぐにディープスリーで応え(109-104)、再び5点差に広げます。そしてとどめの刺されたのは、残り3分27秒にマイルズ・ターナーが決めたアークのてっぺんからの3Pで、これで112-104とリードを8点に広げました。ゴールデンステートはカリーが残り3分で2度の決定的なターンオーバーを犯すなど終盤のミスが響き、バックスに時計を上手く使われてしまい、117-110で敗戦が決定しました。
ミルウォーキー・バックス(117得点) ライアン・ロリンズ:この試合の立役者は間違いなく彼でした。圧倒的な29得点(20本中12本成功)を記録し、8アシストも送りました。ロリンズの滑らかな得点力と第4クォーターのリーダーシップが勝敗を分けました。 マイルズ・ターナー:17得点、6リバウンドと高い効率で貢献し、第4クォーター終盤の決定的な3Pはウォリアーズの最後の追い上げを断ち切りました。 バックスのベンチ陣は大きな得点源となり、コール・アンソニー(16得点)とボビー・ポーティス(12得点、3Pは3投2中)が牽引しました。
ゴールデンステート・ウォリアーズ(110得点) ステフィン・カリー:苦しい出だしから巻き返し、27得点(FG18本中8本成功、3P9本中4本成功)、6リバウンド、4アシストを記録しましたが、終盤のターンオーバーが痛恨のミスとなりました。 ジョナサン・クミンガ:右肩上がりの成長を見せ、わずか11本のショット attemptedで24得点という驚異的な効率を記録。さらに8リバウンドを追加し、フリースローは8本すべて成功させました。 ジミー・バトラー三世:フィジカルを活かしたプレーで23得点、11リバウンド(うち7本はオフェンスリバウンド)のダブルダブルを达成しました。
| 選手 | ポジション | 時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | スティール | ブロック | フィールドゴール | 3ポイント | フリースロー | +/- | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Stephen Curry #30 | PG | 34:57 | 27 | 6 | 4 | 1 | 0 | 8/19 (42.1%) | 4/10 (40.0%) | 7/8 (87.5%) | -6 | 
| Jonathan Kuminga #1 | SF | 33:50 | 24 | 8 | 4 | 0 | 1 | 7/11 (63.6%) | 2/4 (50.0%) | 8/8 (100.0%) | -1 | 
| Jimmy Butler III #10 | SG | 36:45 | 23 | 10 | 3 | 1 | 1 | 7/18 (38.9%) | 1/2 (50.0%) | 8/8 (100.0%) | -7 | 
| Brandin Podziemski #2 | - | 25:53 | 9 | 5 | 3 | 3 | 0 | 4/8 (50.0%) | 1/3 (33.3%) | 0/0 (0%) | -8 | 
| Buddy Hield #7 | - | 16:55 | 8 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3/6 (50.0%) | 2/4 (50.0%) | 0/0 (0%) | -8 | 
| Draymond Green #23 | PF | 32:38 | 7 | 4 | 6 | 0 | 1 | 3/7 (42.9%) | 1/3 (33.3%) | 0/0 (0%) | +4 | 
| Will Richard #3 | - | 11:45 | 7 | 0 | 1 | 2 | 0 | 2/2 (100.0%) | 1/1 (100.0%) | 2/2 (100.0%) | -10 | 
| Al Horford #20 | - | 20:17 | 3 | 2 | 2 | 0 | 2 | 1/6 (16.7%) | 1/4 (25.0%) | 0/0 (0%) | -20 | 
| Gui Santos #15 | - | 4:03 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1/2 (50.0%) | 0/1 (0.0%) | 0/0 (0%) | +5 | 
| Quinten Post #21 | C | 9:39 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0/2 (0.0%) | 0/2 (0.0%) | 0/0 (0%) | +3 | 
| Moses Moody #4 | - | 9:52 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0/3 (0.0%) | 0/3 (0.0%) | 0/0 (0%) | -6 | 
| Gary Payton II #0 | - | 3:27 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0/1 (0.0%) | 0/1 (0.0%) | 0/0 (0%) | +4 | 
| 選手 | ポジション | 時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | スティール | ブロック | フィールドゴール | 3ポイント | フリースロー | +/- | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ryan Rollins #13 | PG | 36:17 | 32 | 3 | 8 | 0 | 0 | 13/21 (61.9%) | 5/7 (71.4%) | 1/3 (33.3%) | +8 | 
| Myles Turner #3 | C | 29:28 | 17 | 7 | 3 | 0 | 1 | 7/12 (58.3%) | 3/6 (50.0%) | 0/0 (0%) | -4 | 
| Cole Anthony #50 | - | 21:12 | 16 | 3 | 2 | 1 | 1 | 7/15 (46.7%) | 2/7 (28.6%) | 0/0 (0%) | +6 | 
| Gary Trent Jr. #5 | SF | 29:56 | 13 | 2 | 3 | 4 | 0 | 4/14 (28.6%) | 2/7 (28.6%) | 3/3 (100.0%) | -1 | 
| Bobby Portis #9 | - | 18:44 | 12 | 5 | 2 | 0 | 0 | 5/10 (50.0%) | 2/3 (66.7%) | 0/0 (0%) | +14 | 
| Kyle Kuzma #18 | PF | 35:39 | 10 | 8 | 4 | 1 | 0 | 4/10 (40.0%) | 1/4 (25.0%) | 1/2 (50.0%) | +10 | 
| AJ Green #20 | SG | 32:57 | 10 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3/7 (42.9%) | 3/7 (42.9%) | 1/2 (50.0%) | +4 | 
| Taurean Prince #12 | - | 18:16 | 10 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3/6 (50.0%) | 1/4 (25.0%) | 3/3 (100.0%) | +11 | 
| Amir Coffey #17 | - | 13:28 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0/1 (0.0%) | 0/1 (0.0%) | 0/0 (0%) | +7 | 
| Gary Harris #11 | - | 4:03 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0/0 (0%) | 0/0 (0%) | 0/0 (0%) | -5 |