Detroit Pistons (3-0) at New York Knicks (0-3)
日本時間10月28日 午前9時ティップオフ — Madison Square Garden、ニューヨーク
【試合概要】
完璧なスタートを切るチームと、ホームでの初勝利を探すチームの対決だ。Detroit Pistons(3勝0敗)は開幕から無傷の3連勝と、リーグでも屈指の効率を誇る早期オフェンスを武器に、Madison Square Gardenへ乗り込む。一方のNew York Knicks(0勝3敗)は、今季への期待を背負いながら開幕3連敗と出遅れ、いまだ白星がない。試合は日本時間10月28日午前9時に始まる。
ピストンズにとって、これはプレッシャーのかかる敵地で強豪イースタン・カンファレンスの対戦相手を降し、好調が本物であることを証明するチャンスだ。ニックスにとっては、同じポストシーズンの順位を争うライバルを相手にホームで落とせない一戦であり、早期の順位表がその切迫感を物語っている。
【データ分析】
開幕からの数字は、ほぼすべての面でデトロイトを支持している。ピストンズは1試合平均118.3得点を、FG成功率47.3%、3P成功率42.0%、2P成功率51.3%という高精度で叩き出しており、あらゆる距離から得点できるオフェンスの形ができあがっている。さらに平均52.0リバウンド、28.7アシストを記録し、ボールを動かし、集団でボードを支配するチームバスケットが浸透していることを示す。
ニックスの数字はその裏返しだ。平均得点は101.7と伸び悩み、FG成功率は40.8%、3P成功率は32.4%、2P成功率は46.8%にとどまる。平均47.3リバウンド、24.7アシストも、いずれもデトロイトを下回る。得点では実に16.6点、FG成功率では6.5ポイントの差がついており、ニックスのオフェンスが非効率で停滞し、ショットクロックを消耗した末に難しいショットへ頼らざるを得ない実態を物語る。
ただし、個人としてはニューヨークにも明確な強みがある。Karl-Anthony Townsが平均12.0リバウンドをマークしており、ピストンズが対応を迫られるインサイドの要となっている。だがチームリバウンドでは、ピストンズが1試合平均52.0とニックスを4.7上回っており、トランジションを生み出すリバウンド戦でデトロイトが集団として制していることを示している。
【注目マッチアップ】
最大の注目は、Cade CunninghamとJalen Brunsonによるガード対決だ。ピストンズのエンジンであるCunninghamは平均21.3得点、チームトップの8.0アシストを記録。彼のピック&ロールからのプレーメイクこそ、ピストンズが3P成功率42.0%と高確率でシュートを沈めている大きな要因であり、彼が生み出す重力が、デトロイトが着実に決めているキャッチ&シュートを量産している。一方、平均22.7得点でニックスを牽引するBrunsonは、ミッドレンジシュートとピック&ロールを得意とするリーグ屈指のポイントゲッターだ。第4クオーターの駆け引きを制したガードが、最終的な点差を左右することになりそうだ。
インサイドでは、平均8.3リバウンドのPaul Reed率いるデトロイトのフロントコートが、Townsの封じ込めを担う。Townsはスイッチをアウトサイドで突くこともできれば、体格で劣るディフェンダーをポストで制圧することもできる。Reedのエネルギーとオフェンスリバウンドでの働きは、ピストンズの無傷のスタートを静かに支える触媒となっている。
もう一つ注目したいサブプロットがTyler Kolekの存在だ。ニックスのチームトップとなる平均9.0アシストを記録しており、停滞するハーフコートオフェンスを活性化させるため、Kolekのプレーメイクにより強く依存する展開になれば、デトロイトのディフェンスは今季まだ経験していない形で試されることになる。
【最近の調子】
Detroit(3勝0敗):この勝ち星は運ではなく実力の結果だ。ピストンズは平均118.3得点と効率よく得点し、あらゆる距離からシュートを決め、リバウンドでも支配的な働きを見せている。Cunninghamが得点とプレーメイクの両面でチームを牽引し、周囲の選手も両エンドで応えている。
New York(0勝3敗):数字が連敗の理由を説明している。ニックスはFG成功率40.8%、3P成功率32.4%で平均101.7得点にとどまる。Brunsonの平均22.7得点とTownsの平均12.0リバウンドは明るい材料だが、周囲のオフェンスがまだリズムを掴めておらず、ディフェンスも試合の流れを変えるストップを生み出せていない。
【見どころ】
スリーポイントの明暗:ピストンズの3P成功率は42.0%、ニックスは32.4%。平均回帰がまだピストンズを追い越していない今、ニックスは再び外線の戦いで大差をつけられるわけにはいかない。
リバウンドの戦い:平均52.0対47.3。接戦の第4クオーターでは、セカンドチャンスの得点が勝敗を分けかねない。
終盤のガード対決:Cunninghamのサイズとスピード対Brunsonの技術(クラフト)。クランチタイムにピック&ロールで決着をつける二人のぶつかり合いに注目だ。
ニックスの修正力:Townsをエルボー付近から起点に使い、Kolekのプレーメイクでイージーショットを生み出す動きが増えるはずだ。
【勝敗予想】
開幕からのあらゆる指標が、デトロイト優勢を示している。より効率的なオフェンス、上回るシュート精度、明確なリバウンドのアドバンテージ、そして開幕戦から試合をコントロールしてきたスーパースター、Cunninghamの存在だ。ガーデンの熱狂とニックスの意地が後半まで試合を締めくれるだろうが、Brunsonに十分な得点の援護射撃が集まり、外線が急回復でもしない限り、バランスと層の厚さを誇るデトロイトが力を証明する夜になるはずだ。
予想:Pistons 116、Knicks 108。