試合終了終場
VS
1Q
2Q
3Q
4Q
ATL
25
32
20
47
124
PHX
21
37
37
27
122
試合時間(東京時間)
2025/11/17 10:00
Mortgage Matchup Center - Phoenix, AZ

試合概要

ホークス、歴史的な第4クォーターの猛追でフェニックスでの激戦を制す

アリゾナ州フェニックス – モーゲージ・マッチアップ・センターで行われた試合で、アトランタ・ホークスが第4クォーターに20点差をひっくり返す猛烈な追い上げを見せ、フェニックス・サンズを124-122で破る劇的な勝利を収めた。ホームチームの圧勝かと思われた展開は、ホークスが最終クォーターで47-27とサンズを圧倒し、敗戦の危機から勝利をもぎ取るという歴史的な大崩壊へと変わった。


試合の流れ:二つの顔を持つハーフ

第1クォーター:アトランタが好スタート (ATL 25, PHX 21)

ホークスは序盤からシュート効率良く得点を重ね、リードを奪った。ザッカリー・リサシェの3ポイントで先制し、オニエカ・オコングも続き、アトランタは17-11と先行。一方のフェニックスはリズムを掴めず、フィールドゴール成功率28.6%(28本中8本)、3ポイント成功率1/12と苦しんだ。デビン・ブッカーが12得点を挙げてサンズを支えたが、ホークスの序盤の勢いが勝り、25-21で第1クォーターを終えた。

第2クォーター:サンズが主導権を握る (PHX 37, ATL 32 | ハーフタイム: PHX 58, ATL 57)

第2クォーターに入ると、フェニックスは一転してオフェンス効率が向上し、フィールドゴール成功率56%を記録。ディロン・ブルックスがこのクォーターだけで11得点を挙げ、ペイントアタックやフリースロー獲得で貢献した。終盤、ジェイレン・ジョンソンにフレグラントファウル・タイプ1がコールされる場面があったものの、サンズは16-4のランで試合最大の13点差を覆し、58-57とわずかなリードを奪ってロッカールームへ向かった。

第3クォーター:フェニックスの猛攻 (PHX 37, ATL 20 | スコア: PHX 95, ATL 77)

第3クォーターは完全にサンズの独壇場だった。ディロン・ブルックスが引き続き絶好調で、重要な3ポイント2本を含む16得点を集中。サンズのディフェンスも引き締まり、ホークスをフィールドゴール19本中8本(3ポイント11本中2本)に抑え込んだ。フェニックスは着実にリードを広げ、最終クォーター開始時には18点差(95-77)とし、勝利をほぼ手中に収めたかに見えた。

第4クォーター:まさかの大逆転劇 (ATL 47, PHX 27 | 最終スコア: ATL 124, PHX 122)

18点差を追うホークスは、ディフェンスを引き締めつつ、容赦ないオフェンスを展開。このクォーターで驚異的なフィールドゴール成功率64%を記録した。ニッケル・アレクサンダー=ウォーカーがこのクォーターだけで16得点を挙げ、ダイソン・ダニエルズの9得点とタイムリーなプレーメイクがそれを支えた。ホークスはディフェンスからオフェンスへとつなげ、ザッカリー・リサシェの速攻ダンクでリードを13点差まで縮めるなど、着実に点差を詰めた。

アトランタのプレッシャーはサンズにターンオーバーとタフショットを強いた。そして残り1分16秒、オニエカ・オコングのアリウープダンクで、ホークスは第2クォーター以来となる117-116のリードを奪った。

クラッチタイムの攻防 (残り5分間)

残り5分36秒の時点で、サンズはまだ107-101と余裕のあるリードを保っていた。しかし、アレクサンダー=ウォーカー、ジョンソン、オコング、ダニエルズ、ヴィット・クレイチーで構成されたホークスのクローシングラインナップが爆発した。

  • 5:39: クレイチーがディープスリーを沈め、107-101に。
  • 4:51: ダニエルズがプットバックレイアップを決め、107-103。
  • 4:34: アレクサンダー=ウォーカーがドライブからレイアップを決め、ブッカーのファウルで得たフリースローも成功させ、107-106とホークスが1点差に迫る。
  • 2:44: ダニエルズが再びドライブからのレイアップとフリースローを成功させ、114-113。
  • 1:16: オコングのアリウープでアトランタが117-116と逆転。
  • 1:06: ディロン・ブルックスがすぐさまドライブからレイアップを返し、118-117とフェニックスが再逆転。
  • 54.7秒: アレクサンダー=ウォーカーがクラッチなドライブレイアップで応戦し、119-118。
  • 23.3秒: ブッカーへのファウルチャレンジが認められた後、ジェイレン・ジョンソンが重要なフリースロー2本を成功させ、121-118とリードを広げる。
  • 11.5秒: ブッカーがクラッチなドライブレイアップを決め、121-120とサンズが食い下がる。
  • 10.1秒: テイクファウルからオコングがフリースロー2本を成功させ、123-120。
  • 7.5秒: ブッカーがファウルを受けフリースロー2本を成功させ、123-122。
  • 3.1秒: アレクサンダー=ウォーカーがファウルを受け、1本目のフリースローを成功させ124-122。2本目をミスし、サンズに最後のチャンスを与える。
  • 1.1秒: ロイス・オニールがリバウンドを掴むも、サンズの54フィートからの起死回生を狙ったロングシュートはブザーとともに外れ、アトランタの壮大な逆転勝利が確定した。

主要選手の活躍

チーム選手名成績試合における役割
ホークスニッケル・アレクサンダー=ウォーカー26得点、2リバウンド、2アシスト、2スティール第4クォーターのクラッチスコアラー(このクォーターで16得点)。フリースローで勝利を決定づけた。
ホークスオニエカ・オコング20得点、3リバウンド、4アシスト、2スティール高いシュート効率(FG 7/12)とフリースロー成功率100%(4/4)。逆転劇における重要な存在。
ホークスジェイレン・ジョンソン18得点、9リバウンド、6アシストトリプルダブルに近い活躍で、トランジションゲームを牽引した。
サンズディロン・ブルックス30得点、5リバウンド、3スティール最初の3クォーターで絶好調(FG 12/22、3P 3/7)。第4クォーターでは得点ペースが落ちた。
サンズデビン・ブッカー27得点、1リバウンド、7アシストチームの主要なプレーメーカー兼クローザー。第4クォーターで13得点を挙げたが、点差を覆せなかった。
サンズコリン・ギレスピー13得点、8リバウンド、4アシスト最初の3クォーターでチーム最高のプラスマイナス(+31)を記録したオールラウンドな活躍。最終クォーターでは苦戦(-13)。

戦術分析

この試合はペースと実行力の面で明確なコントラストを示した。最初の3クォーター、サンズは効果的なハーフコートオフェンスを展開し、ペイント内での得点(3クォーターで48点)で優位に立ち、ホークスの高いターンオーバー率(15ターンオーバーからサンズが19得点)を利用した。ディロン・ブルックスの積極的なスコアリングが彼らの勢いの中心だった。

しかし、ホークスの第4クォーターでの戦略転換は天才的だった。それはペースの加速とフルコートでのプレッシャーである。ホークスはドライブに徹し、最終クォーターだけでペイント内から22得点を挙げ、サンズに痛恨のターンオーバー(第4クォーターで5回)を強いた。アレクサンダー=ウォーカーとダニエルズを中心としたスターター陣が、47得点の爆発的なオフェンスを牽引した。サンズはホークスの高まったインテンシティに対応できず、終盤の実行力の低下と高価なファウルにつながった。

統計的ハイライト

  • ホークスの第4クォーター: ホークスの第4クォーターでの47得点は、総得点の37.9%を占め、今シーズン最も爆発的な最終クォーターの一つとなった。
  • サンズのシュート効率: フェニックスは後半、フィールドゴール成功率56.8%、3ポイント成功率58.3%という驚異的な数字を記録したが、ホークスの圧倒的な得点量によって敗れた。
  • ターンオーバーの攻防: ホークスは合計17回のターンオーバーを犯したが、決定的な第4クォーターではミスを最小限に抑え(わずか2回)、一方のサンズは最後の12分間で5回ターンオーバーを喫した。

試合への影響

この僅差での勝利は、アトランタ・ホークスの戦績を向上させ、スター選手トレイ・ヤング(膝の捻挫で欠場)不在の中でも、プレッシャーのかかる接戦をものにする能力を証明し、大きな士気向上をもたらした。フェニックス・サンズにとって、この敗戦は深刻な後退であり、圧倒的なリードを築いた後にもかかわらず、アグレッシブで速いペースの相手に対して試合を締めくくる能力に疑問符を投げかけるものとなった。この崩壊の性質は、ベンチの層の薄さや試合終盤のディフェンス集中力に潜在的な問題があることを示唆している。

チーム統計比較

試合データ

45/85 (52.9%)フィールドゴール成功率47/97 (48.5%)
14/43 (32.6%)3ポイント成功率10/30 (33.3%)
20/24 (83.3%)フリースロー成功率18/19 (94.7%)
44リバウンド54
35アシスト23
11スティール9
3ブロック3
17ターンオーバー17

選手統計データ

Hawks

アトランタホークス 選手データ

選手ポジション時間得点リバウンドアシストスティールブロックフィールドゴール3ポイントフリースロー+/-
Onyeka Okongwu
Onyeka Okongwu
#17
C37:112745229/15 (60.0%)3/9 (33.3%)6/6 (100.0%)-5
Nickeil Alexander-Walker
Nickeil Alexander-Walker
#7
PG35:162634209/18 (50.0%)3/9 (33.3%)5/7 (71.4%)+22
Jalen Johnson
Jalen Johnson
#1
PF39:2725107109/13 (69.2%)2/3 (66.7%)5/6 (83.3%)+21
Zaccharie Risacher
Zaccharie Risacher
#10
SF26:061534206/13 (46.2%)3/8 (37.5%)0/0 (0%)+3
Dyson Daniels
Dyson Daniels
#5
SG36:3911712305/6 (83.3%)0/1 (0.0%)1/1 (100.0%)+11
Asa Newell
Asa Newell
#14
-9:01810002/5 (40.0%)1/2 (50.0%)3/4 (75.0%)+4
Vít Krejčí
Vít Krejčí
#27
-21:54732013/7 (42.9%)1/5 (20.0%)0/0 (0%)-1
Keaton Wallace
Keaton Wallace
#2
-12:28511102/4 (50.0%)1/2 (50.0%)0/0 (0%)-25
Luke Kennard
Luke Kennard
#3
-11:35010000/2 (0.0%)0/2 (0.0%)0/0 (0%)-4
Mouhamed Gueye
Mouhamed Gueye
#18
-10:23010000/2 (0.0%)0/2 (0.0%)0/0 (0%)-16
Suns

フェニックスサンズ 選手データ

選手ポジション時間得点リバウンドアシストスティールブロックフィールドゴール3ポイントフリースロー+/-
Dillon Brooks
Dillon Brooks
#3
SG35:3234613014/25 (56.0%)3/7 (42.9%)3/3 (100.0%)-2
Devin Booker
Devin Booker
#1
PG37:3627271110/23 (43.5%)0/6 (0.0%)7/7 (100.0%)-17
Collin Gillespie
Collin Gillespie
#12
-31:511587205/13 (38.5%)1/3 (33.3%)4/4 (100.0%)+18
Jordan Goodwin
Jordan Goodwin
#23
-21:461472106/9 (66.7%)1/2 (50.0%)1/1 (100.0%)+14
Ryan Dunn
Ryan Dunn
#0
SF23:561244204/9 (44.4%)2/4 (50.0%)2/2 (100.0%)-24
Mark Williams
Mark Williams
#15
C28:06841004/5 (80.0%)0/0 (0%)0/0 (0%)-15
Isaiah Livers
Isaiah Livers
#18
-17:09650002/2 (100.0%)2/2 (100.0%)0/0 (0%)+20
Royce O'Neale
Royce O'Neale
#00
PF24:56361001/9 (11.1%)1/6 (16.7%)0/0 (0%)-18
Nick Richards
Nick Richards
#2
-13:53350011/2 (50.0%)0/0 (0%)1/2 (50.0%)+16
Oso Ighodaro
Oso Ighodaro
#11
-5:15000010/0 (0%)0/0 (0%)0/0 (0%)-2
フェニックスサンズ (Suns) vs アトランタホークス (Hawks) - 試合後分析 | NBA Japan